第一章 出会ったこと
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◇◆◇◆◇ 《ちから》を持つ者は、必然、社会的な地位が高くなる傾向にある。 そもそも、《ちから》を持つというだけで一万に一人の才能なのだ。更に、それらの《ちから》は軍事的に大抵が有用である。 「…………」 鋭い目つきで軍学校への道を歩く鎮。そんな彼を、みなは遠巻きに見ている。 見覚えのある目……鎮は、ため息をついた。
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