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少年が諦めかけたその時
1人の少女が立ち上がったー…
三浦「あたし三浦梨華っていうのーよろしk(ry」
伊藤「今はあんたが言うときじゃないでしょ!」
ベシッ
三浦「いったぁ~…!ぶたなくたっていいじゃん!」
一気にクラスが笑いを起こす。
は?
え、何?
今俺の自己紹介だよな…?
恩田「だからお前はラリカなんだよ!」
三浦「ラリカってゆーなーっ!」
本当に何なんだこいつ…!?
「1人の少女が立ち上がったー…」じゃねーよっ!
だいたいラリカとか意味わかんねーし…
『…ハッ!』
このたった1瞬で俺にここまでツッこませるとは…!
恐るべしラリカ…
なんて考え込んでいると例の奴がやって来た。
三浦「渚君!」
『うおっ!?ラリk(ry』
三浦「ラリカじゃないってばーっ!!」
目の前で腕を振り回されて少し当たりそうになる。
あっぶな…!
こいつが今後俺の最大のライバルとなるだろう…
そう実感した。
あいかわらず目の前でギャーギャー騒いでいる
えーっと…梨華?
いやまあラリカの後ろに先生がたっていた。
山岡「はいはい、今は渚君の自己紹介だからね。」
三浦「…もーしょうがないなー…」
ラリk(ry
梨華はしぶしぶ席へ戻って行った。
山岡「…はい、じゃあもう1回お願いします。」
『あ、ハイ…』
素晴らしいスルースキルだな。
と内心先生にツッこみながら自己紹介という窮地におかれた。
…結局考えてねーな。
もうなんか適当でいいや。
『今日東京から転校してきた渡辺渚です。』
…あとは好きなものとか…?
定番の特技とか。
『えと、好きなものは…スポーツです。特技は…えーっと…サッカーと野球です。』
小林・恩田「「おおっ?」」
あーっ!
今度はなんなんだよ!?
見たくはないが声のした方へ視線を向けた。
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