その肩書は女弁護士

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…… そんな矢先… ユキヒロが帰宅する時に、 ん、チラっと…ある女性に目がいく。 マンションの横で座り込んでいた。 はて、具合でも悪いのかな? ユキヒロは何気に声を掛ける。 『大丈夫かい具合でも悪いの?』 ……ん…あれれ! それは、 コユキがマンションの下に在るコンビニの横で、 で~んと構えて、毛繕いしながら、愛嬌を振り撒いてるではないか! 『あれ、ハハハ…失礼コイツはウチの猫なんです』 照れ笑いしながらユキヒロが言う。 すると、座り込んでる女性は… 「仕事帰りにずっと付いて来てコンビニに入ると、ピタリと座って待ってるなんて…可愛いわね」 ユキヒロはまんざらでも無い気分だったが…
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