第1章
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ーいつからだろうか…。見るもの全てに色を感じなくなったのは…。 ーいつからだろうか…。自分の日常が、どこか…他人事のように思えるようになったのは…。 ー今も夢に見るのはアノ日の光景。母が泣きながら何度も謝る。 次の瞬間、体が凍て付くように冷たくなる…。 ー他者との交わりは要らない。煩わしいだけ…。 ーこの世に未練などない…。生きていても希望などないのだから…。 ーいっそ…消えることが出来たら…。ー
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