眠り王子
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河合は、その人のことが、好きなのかな… 「あの、さ…」 私の思考を遮ったのは、彼の弱々しい声。 「今日の放課後、教室残っててくれない?」 「…うん。」 恋の相談でも、されるのかな。 そう思うと、苦しくなった。 笑顔で、聞けるかな。 大丈夫。 いつも通り、してればいいんだから。 .
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