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「イブでいいんだよな?」
「そうよ」
彼は、私の隣に座った
「噂通りだ…」
「噂?噂って何?」
彼が私を見て…
「君が居ないところで君のことを話すことだ」
足を止めた
「貴方は教えてくれるのね」
(ちゃんと答えてくれた)
「もちろん。イブ、君が望むことは全て教えてあげるよ」
教えてくれる…知りたいことは何でも━━━
「じゃ…これは?」
私は、湖に手を入れすくってみた
「水だよ」
「み…ず」
水をすくっては、落としてみた
「そうだ!貴方のことなんて呼べばいい?」
彼を見てみた
「そうだな…君に答えを与えるモノ…“アンサー”はどうだい?」
「アンサー?」
「答えって意味だ」
(ぴったりじゃない)
「アンサー」
「なんだい?」
「明日も会える?」
この出逢いが全ての始まりだった━━━
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