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「勝手に見てすまないね。」
「…見られて困るものは入ってませんからいいですけど。荷物は何処に?」
(カチッ)よし、スイッチが入った
「荷物はこっちで預かってるよ…それにしても、お嬢ちゃんは叫んだり、泣いたりしないんだな」
「……無意味じゃないですか。今泣いたって現状が良くはなりませんし…。これは誘拐ですか?」
これでアダムの方に音声が届くだろう。GPS機能もついているから…大丈夫。
「落ち着いてるね…」
木下さんは片方だけ口元を上げ
「…これは、ビジネスだよ。君には拒否権はない…俺のビジネスだけどな。」
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