アナザーストーリー(†までのあらすじ)

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アナザーストーリー(†までのあらすじ)

関谷家のただならぬ事件の幕はおろされ、月日も秋を飛び越え冬になった終年。 未だ傷癒えぬセナ達だったが、それでもやってくる日々と戦っていた。 終年残り5日に迫り、行事のラストイヤー祭の準備が行われる中、セナ達はいつも通り学園へ勤しんでいた。 そして、ついに起こってしまった。『カレン・S・ルーヴェル』、その人に。本名、鈴木花怜(スズキカレン)。 権力の名の元に、英雄達である阻んだ…しかし、実態は15年前に両親を殺された真実を求めていた。 そんな事は露(つゆ)知らず。執拗な攻撃に、花怜をすっかり犯人扱い。 その時、CIA支部長『五月雨 天津』の介入があったことも知らずに… 成瀬によるセナの負傷、住民をも巻き込むスクリプトによるトレインジャック… しまいには彼が入院していた病院まで狙われ、スクリプトに命を落としかねない状態だった。 その中でも、セナは生き残った。花怜の妹である、真由を連れて… 疑心暗鬼に陥っている仲間… それを見るや否や、彼は仲間の知らず知らずの内、事件の概要を押さえており、仲間の花怜への疑いを晴らした。 また、関谷家の時のように、仲間から離れようとした仲間を、見事まとめあげた。彼はそれを、誇りなどはしなかった。 様々な思惑。それを抱えたまま、ついに真犯人『五月雨 天津』を捉えた。完璧とは何か、依存とは何か、それを問いながら。 鎮と花怜は、依存と戦いながら生きていくと誓った。天津は恐怖に屈し、全てを吐き出す。 英雄達は…この悲しき復讐に、終息をつけたのだった…。それぞれの、思いは見せぬまま… …天津、か。ついに国家権力までセナ達を狙い始めた。…結果、二人はおめでたいムードになってる。これからお幸せに、鎮…花怜… 心の葛藤は、いつも人を阻む。だが、葛藤があるからこそ、人は進める。 悩み続けても、悩みは答えにならない。だが、他の三人がそうすることができた。しかし…未だ、問い続けている者がいる…言わなくても分かるだろう。 私もそろそろ、準備を始めなければならない。 ―――仲間を身を呈して守る、『彼』の為に…―――
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