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「森川はともかく。沢井とはないよ。私が不幸になるのが想像つくもん」
そう答えると、沢井が文句を言おうとする。が、森川がそれを制し私の手を握る。
「……それ。本当?」
真剣な眼差しにドキリとする。
「いや、例え話…………きゃあ!」
いきなり、腕を捕まれ森川から引き離される。
「お前、勘違いするなよ。過去の話だから。
お前みたいなのは、すぐ騙されるんだから」
捕まれた腕を思いきり振りほどき、安藤を睨み付ける。
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