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「私も、洋と結婚したい」
泣きながらそう呟くと、彼は優しく笑いちょっと屈んでくれる。
私は精一杯背伸びをして、かれとキスを交わした。
「お前らー! いつの間にそういう関係だったんだよ!? うわ。甘すぎてついていけない」
沢井がからかうように言う。
森川は、抱き合う私たちに拍手をしている。もしかしたら、彼は私達の関係に気付いていたのかもしれない……。
周りの友人たちも、まるで結婚式のように祝福してくれた。
安藤が私だけに聞こえる小さな声で言った。
「みぃ、誕生日おめでとう。
夜は二人だけでお祝いしような」
今日は私の誕生日。
一生忘れられない大切な1日。
❤おわり❤
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