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次の日。
康也は議院宿舎の屋上にいた。
「死にたい…死にたい…」
呟きながらフラフラと柵へ近づく。
すると前方に1人の男性。今にも飛び降りそうだ。
「貴方も…自殺願望が?」
「あぁ……
ここで一緒に死ねるのも何かの縁だ。自己紹介しよう。
私は鳩谷。君は?」
「俺は坂本です。
いや、まさか総理ですか?」
「あぁ……今日付けで辞任だよ」
「そうですか……
一緒に飛び降りませんか?」
「あぁ……いいだろう」
2人は柵を乗り越える。
「では……」
「はい……」
2人は同時に飛び降りた。
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