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「まぁ校長先生のことはともかく。茶院くん、私は良いと思うけどな~~。だってあんな良い人なかなかいないよ?」
「……じゃあ、アズちゃんが付き合えば」
「え?」
ふて腐れたように私が言うと、梓は戸惑いの表情を浮かべる。
「あ……いや、ほら、私って彼みたいな人タイプじゃないし。どっちかっていうと優しくて包容力のある男らしい人が良いっていうか…」
「もういいよ。わかったから」
嘆息する私。
顔を腕の中に埋めて唸ってみる。
周りのクラスメイトからの奇異の視線を感じた。
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