壁は崩壊

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目を覚ますとそこはコンクリートの壁に四方八方囲まれた密室だった 埃の被ったやる気の無い電球が天井にぶら下がり ぼんやりと辺りを照らしている 広さからして畳2枚分 俺は起き上がり 壁にそっと触れてみる 表面がザラザラ荒い どれくらいここに居たのだろうか
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