2人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
校門を過ぎ、階段をかけ登って教室に入った瞬間HRを始めるチャイムが鳴ったのだった。
帝人「間に合ったー!遅刻しなくてすんだー!」
朝から慌てて学校まで走ってきたおかげで今は冬に近い秋のはずなのに身体中がポッカポカして暑いぐらいだった。
先生に席につくよう言われた帝人はそのまま自分の席へと移動し席についたのだった。
トントン
そんな俺の肩を誰かが叩いてきた。俺は半ば誰か予想しながら振り返ったのだった。
そこには予想通りの人間がバカにした様な顔で笑っている俺の幼馴染みがいた。
??「なーに?あんたが遅刻しそうなんて珍しいじゃん。」
帝人「うるせぇーな、別に俺が遅刻しようがしなかろうがいいだろうが...めちゃくちゃ疲れるけど。」
俺は幼馴染みの 藍崎 美鈴の言葉を適当に返事すると机に腕を乗せ、そのまま腕の上に顔を埋め眠る準備をした。
後ろではこれ以上相手をされないと分かった拗ねた顔と帝人の体を心配する顔が混じった顔で帝人を見る美鈴の姿があった。
美鈴「し...かけ..よ。」
帝人の耳に美鈴の声が聞こえたがすでに深い眠りに入っていた帝人には途切れ途切れにしか聞こえなかった。
そして、帝人は眠りについた。
最初のコメントを投稿しよう!