転校

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「学校まで歩くのめんどくさいなぁ…」 そういいながら歩くのは神崎 悠(かんざき ゆう)16歳だ 夏に外国から帰ってきた彼は今 国立霊煌(れいおう)学園に向かっている途中で… 「こっちの方が速いし使おっ…」 「おい! そこのお前!」 「ん? どうした?」悠が尋ねると 「俺の名前は一心(いっしん)  一心だ!」そう叫ぶ大柄の男にたいし悠は 「俺の名前はゆ… 」 ドォン!! 「お前の名前は聞いてねぇ!」 一心が悠もろとも壁を殴った… …かに見えた 「ちょっと振りかぶり過ぎじゃない?」 悠は見下ろすように電柱の上から言った 「お前…いつの間にそこへ…!?」一心は立ち尽くす 悠は言った 「超速歩行(ステップ)って知らない?」 「… 知ってるわ!!」 ヒュッ 一心の姿が消えた 瞬間 悠の後ろに一心が現れる 「これだろぉぉ!」 ヒュン! ドォン 一心が電柱を殴る 「一心・・だっけ? それじゃあまだまだだぜ?」 悠はもといた場所に戻る 「でも…すんごい力だね コンクリートの壁が一発で…」 「このやろうちょこまかと…」 一心はキレかける 「勝負ってのは熱くなったら終りだよ」悠は呟く… ヒュッ 「これで止めだ!!」 悠の背後を取った一心が言う ドン!! 「んぐっ…」 「だから言ったでしょ?」 ドサッ 一心が倒れる
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