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「やっとついた……けど、なんか怪しいなあ……」 森の奥に現れた、西洋風の小さなホテル。写真より、少しこぢんまりとしていた。 美音の足は寒さで震え、手はかじかんで感覚はもうとうになくなっていた。 怪しい雰囲気もあり、一度はたじろいだ美音だったが、寒さに耐え切れずにホテルの中に入ることにした。 静かに自動ドアが開く。客のいないロビーの向こうに、深くシルクハットを被ったホテルマンがひとり立っていた。 「いらっしゃいませ。」 ~作成中~
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