9人が本棚に入れています
本棚に追加
「これは…あれでしょ!ジェンドがたった今つけた足跡!!」
「…いや、違う」
しかしバラオにもわかっていた。その小さな足跡が、ジェンドのものではないということを。
足跡をたどっていくと、ロビーの奥にある古い扉にたどり着いた。
「ここ、入るの?」
「入った方がいい?」
「えっ?ボクが決めていいの!?そりゃ、入らないに決まってるじゃん」
「よし、入ろう」
「結局ジェンドが決めてるしー!!」
ガタッ ガタッ
「あれ、開かない…」
ガタッ ガタッ
「鍵が掛けられてるみたいだね」
しかし足跡がこの扉から出てきた形跡はない。
最初のコメントを投稿しよう!