第二章 お化け屋敷

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「これは…あれでしょ!ジェンドがたった今つけた足跡!!」 「…いや、違う」 しかしバラオにもわかっていた。その小さな足跡が、ジェンドのものではないということを。 足跡をたどっていくと、ロビーの奥にある古い扉にたどり着いた。 「ここ、入るの?」 「入った方がいい?」 「えっ?ボクが決めていいの!?そりゃ、入らないに決まってるじゃん」 「よし、入ろう」 「結局ジェンドが決めてるしー!!」 ガタッ ガタッ 「あれ、開かない…」 ガタッ ガタッ 「鍵が掛けられてるみたいだね」 しかし足跡がこの扉から出てきた形跡はない。
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