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シルエットは犬に似ているが、額にはユニコーンのような角が生え、耳は兎のように長く、背中には白い羽が生えている。おまけに尻尾は二つに割れて猫又みたいだ。オシャレのつもりか、首には葉っぱの首飾りをしている。
つまり人間ではない。
「あとちょっと。久しぶりのご馳走なんだから、ゆっくり食べさせてよね、ジェンド」
しかし しゃべる。
「そんなに美味しいのかな………ペンギンって」
少年──ジェンドがバラオの背後をのぞくと、そこには変わり果てたペンギンたちがいた。
「可哀想に」
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