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「本当に悪いと思ってるよ!?あの時はあまりの空腹にもうジェンドしか見えなかったんだ」
「どんな口説き文句だよ。気持ち悪いなぁ」
「いやそういう意味じゃなくて!でもそのおかげで今、こうして自由で楽しい旅ライフが送れてるわけでしょ。結果オーライってやつさ」
「常に空腹で不便な旅ライフ、ね」
「………」
兎のように長いバラオの耳がみるみるしおれていく。
「ま、悪くはないけど」
「ジェンドォ…!」
その一言で耳はピンと元通りになった。
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