279人が本棚に入れています
本棚に追加
/112ページ
「好きです。付き合って下さい」
夏休み明け、新学期早々に私は告白された。
それも、私がずっと片想いしていた相手から。
私は泣きながらOKした。
「おはよう、水谷」
朝、玄関を出るとイケメンが待っていました。
彼は氷室由宇(ひむろゆう)くん。
1年の時に生徒会長になった伝説のイケメン人気者生徒会長様。
現在高校二年生。
そして、私の彼氏。
なんて!!
昨日、告白されたばかりなのに!!
しかも氷室くんから!!
私の好きだった相手から!!
氷室くんが私の彼氏なんて、夢じゃないのかな……。
私はゆっくり氷室くんを見た。
すると氷室くんはニッコリ笑ってくれた。
水谷陽菜(みずたにひな)。
趣味はアニメ観賞。
友達0のオタク女子。
こんな私の何が良かったんだ、氷室くん!!
私は氷室くんから顔を逸らした。
.
最初のコメントを投稿しよう!