―はじまり―

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「あ!!!クソ女!」 「悠、止めとけってアホ」 救世主がイヤミ男子をポカッとなぐった。 「やぁい、晴に怒られてやんのぉー。」 「まったくぅー悠ちゃんはどMなんだからぁー。」 「どMぢゃねぇ、それからちゃん付けすんな。」 もしや、私の存在が消えたか、、、いなくなるなら今かもしれない でも腕が..... 「良太、ノラに餌やってねぇだろ、コンビニに買いに行くぞ。」 「あ、忘れてた。よし、悠も仁も一緒に行こう!!」 「めんどくせぇーな」 「いいからいいから。」 やんちゃ坊主はイヤミ男子を連れてスタスタ歩いていった、あっち系男子も鼻歌を歌いながら去って行った 「なんなのぉー。」 私は緊張が解けたのかその場に座りこんだ 「悪かったな。あいつら悪い奴じゃねぇんだ、許してやってくれ。」 救世主は私に手を差し出してきた。 でも、恥ずかしいから意地張って自分で立ち上がった。 「うん。君のおかげで助かったから許します。」 すると、救世主は私を見て笑った、、、 綺麗な、でも男らしい笑顔。 「そっか。ならよかった、夜おせえし、気をつけてな。」 優しい言葉。 救世主はトンネルからいなくなった。 かっこいいじゃん。 救世主...。 もう会う事のないと私は思っていた。
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