思いは

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「……優壱君って甘い物好きですよね」 「はい。甘い物が俺の運動エネルギーですから」 優壱は言いながら既に2枚目のチョコをかじっていた。 「鏡さんは嫌いですか?甘いもの」 「嫌いではありませんよ ですが、優壱君ほど好きでもありません」 「このチョコちょっと特別なんですよ 食べてみません?」 優壱は鏡の前にチョコを差し出す。 鏡は暫し考えた後、一口かじった。 その瞬間言葉を失った。 “甘過ぎる!” 砂糖の甘さを五倍くらいにして濃縮したような甘さだ。 鏡は慌てて水を飲んでチョコを流し込んだ。 「きょっ鏡さん?」 「……優壱君。そのチョコは優壱君レベルの甘党さん以外には差し上げないことをお勧めします……」 「はっはい。なんか……すみません……」 「いえ……」 鏡は優壱が糖尿にならないかとりあえず心配になった。 そして一つの疑問が浮かび、問いかけた。
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