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「さて、準備はいいか?」
「はっはい!」
「はっ。そんなへっぴり腰で俺に勝てると思ってんのか?」
「うぐ……」
本日。優壱は巴とバトルします。
何故そうなったかと言うと、先日の事。
―――――――……
「俺ぁ客だぞ!!もっと可愛い奴寄越せや!!」
酔っ払いの客が怒鳴り散らし、周りも迷惑している。
今日は常連の団体が来ていたので、ボディーガードの多くはその団体を送って行ったため、近くに居た優壱が対応に向かった。
「お客様。他のお客様のご迷惑になりますので……」
「あぁ?誰に口きいてんだ?クソガキよぉ」
酔っ払いの客が優壱の胸ぐらを掴む。
「……お客様。落ち着いてください」
「うるせぇんだよ!!」
酔っ払いの右拳が優壱の頬を打った。
軽くバランスを崩した優壱。
だが、鋭く酔っ払いを睨みつけた。
「なんだよその眼は……喧嘩売ってんのか!!」
再び殴りかかって来た酔っ払いの腕を掴み、捻った。
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