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ピピピピ!ピピピピ!
まだ夢を見ていたいと思う俺の耳に耳障りな携帯のアラーム音が聞こえる。
「ん…?…はぁ……バイトの時間か…」
アラームを止め、昨日から一日中着ていたパジャマを脱ぎ捨て着替えを済ませる。
「財布、携帯持ったな。じゃあいってきまーす!」
シーン……
別に家の中に俺以外誰もいないわけではない……ただ単に俺の事を家族として扱ってくれてる人がいないだけなのだ… まあもう慣れたからいいけど…
静かな家を後にして俺はバイト先のコンビニへと向かった。
俺の名前は佐藤大和。彼女いない歴20年のフリーター歴2年、20歳の残念な青年だ。まあ俺の自己紹介なんてこんなもんだ…ただ言えることは俗に言う残念な人だということだ。
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