羽根が消えた日

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君にキスをした日 午前四時の 橋の上。 何故 泣かなきゃ 傷が癒えない? お互いの乳房に触れ 因果を笑った。 笑い  笑い   笑った末に キスをして やがて 羽根は太陽に焼かれた。 君の消えた秋だから 指先に灯る炎も 煙草に成って。 煙が染みるだなんて 古くさいコトバを使う。  木枯らしは要らない。  木漏れ日も要らない。 都会の汚い川の上 空に 薄星 微かな雨の匂いと 夢に届かない 痛烈な熱 私達は 愛し合ってなんかいなかった。image=435356110.jpg
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