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少女は、マンションで言えば地上3階ほどの高さの空中でバランスをとるようにしながら静止していた。
どうしようか。
このまま空を飛びながら風弾を打ち込み続けられたら、こっちはなす術もないまま、負ける。
避けきれなくなった時が最後だろう。
「ガラ師匠、どうしよう……」
自分でも情けない声になっているのが分かった。
「知らん。自分で考えろ。つか俺でもあれはムリ」
無責任な言葉を吐きやがる。
使おうか……『必殺技』
いやいや、この距離で当たるはずがないし、ホントは当てたくもない。
せっかく必殺技ナシでも闘えるようにと特訓をしたんだ。
何か方法があるはずだ。
考えるんだオレ。
――あれ?
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