第一章

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彼は、不機嫌を固めてその上からさらに不機嫌をトッピングしたような不機嫌ヅラで、入って来た看護士のいづみちゃんを睨みました。 「たりめーだろ?俺がオペをミスったことがあったか?あぁ?」 精一杯威嚇して、退室して頂こうと思っていたのですが、いづみちゃんはなかなか手強い女の子です。
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