第一章

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「だってぇ~、あんなぐちゃぐちゃな状態だったんですよぉ~。 あちこちからなにか飛び出ちゃってたし~。 私、絶対無理だと思っちゃいましたもんっ!」 看護士らしからぬ失言。 阿宿は大きな溜息をつきます。 「おまえ…それ患者の前ではぜってぇ言うなよ?」 「はいっ♪」 いい返事ですが、信用できません。 とりあえず返事をしただけでしょう。 いづみちゃんはそういうコです。
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