§プロローグ§

2/3
前へ
/279ページ
次へ
斎藤亜梨朱(サイトウ アリス)は「アリス」が大好きだった。   「不思議の国のアリス」も「鏡の国のアリス」も読んだし、ディ●ニーでもDVDまで買って何度も何度も見た。   自分がアリスになって不思議の国で冒険出来ればどんなに良いだろうかと考えた回数は最早数え切れない。   亜梨朱はアリスに憧れ、夢見る女子高生だった。     何故、始めにこのようなことを言っているかと言えば それはコレを知って頂かなければ物語が進まないからである。   次のページを開くためのキーワード、それが 『斎藤亜梨朱はアリスに憧れている』 という事実そのものなのだ。    
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

934人が本棚に入れています
本棚に追加