すべての始まり

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ふと、一生懸命 課題を進める空に目を向ける。 長い睫 サラッサラの金髪 綺麗な歌声 太「あの顔でにこっとさえすれば、モテるだろうになー…」 まぁ方言も微妙にあれだけど、 空「なん?」 あまりにじっと見すぎたせいか、俺の視線に気づいたんだろう。 凄く嫌そうな声を出した空に、 太「いーや、別に。」 と答えた。 まぁなんだ、一言で言うと、俺は空のパシりみたいなもんで、もうすぐお昼だって時間になると 必ず昼飯を買ってこいって言われる。 空「あ、そげなこつちゃりはよおれん昼飯買っちこいたい。5秒で。」 ほらねって…、 太「は!? 5秒とか無理だろ!せめて5分!」 星「キレるとこそこかよ! てか、よく空の言ってること分かるな(笑) 僕全然分からんかった」 太「こんぐらいわかってあげなきゃ空の意思伝達が出来ないだろ? 只でさえ無表情なんだから」 星「さすがリーダーだね」 空「ひーるーめーしー」 太「あー、はいはい。ちょっと待ってて。買ってくるから。」 星「太陽はやさしーなー」 空「優しくなかちゃ。 これくらい当たり前やろ。」 …ちなみにあいつはカレーパンが好きだ。 →←
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