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出会い
荒れた地をふたりの天人が歩いている。「もうちょっとで
着くよ。春雨に着いたらまず団員を紹介するよ。」
「わかった。」
二人の短い会話が
終わった。
「着いたよ。ここが春雨だよ。意外と
きれいだろ?」と
説明している彼は
春雨の雷槍と恐れられる春雨第七師団
団長神威である。
言わば第七師団の
ボスだ。そして、俺は神威に先導され
執務室に案内された
そこには5人の団員が待っていた。男が3人女が2人計5人だ。
「右から紹介するよ阿伏兎・奏多・瑠架白雪・一莉」
(あぶと・かなた・るか・しらゆき・
いちり)
「そしてこの子が
今日から春雨に入団する名前は俺が紹介するね。
神羅(しぐら)って言う。俺と血の繋がった兄弟だ!彼には副団長兼戦闘部長を任せる」
「戦闘部長?そんな仕事あったか団長」阿伏兎が聞くと
「作ったんだよ。
ちなみに神羅はかなり強いよ!俺と戦っても五分の力だから俺が二人いるって
考えてもいい」
阿伏兎含め5人は心の中で同じ事を思っていた。
(だ、団長が二人って!手に負えないよ
どうか弟の方は
まともであってくれ
……と)
「さてと紹介はこれくらいでいいかな。
あ!そうだ言い忘れてた神羅には間違っても喧嘩を売らないこと!っていうか売らない方がいいよ
命が惜しいなら♪」
(だから団長に喧嘩売れないのに弟に
挑むバカどこにいんだよ)これから大変な仕事が増えそうだ
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