まことでいず♪(1)

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夜・駅 真はレッスンの帰りに、大雨の影響で電車が止まり、家に帰れずに困っていた。 「はぁ~、当分電車も動きそうにないし、これじゃあ帰れないや…」 そこに同じくレッスンを終えた美希が真に気づく。 「あれ?真くん?」 「あ、あ~、美希か、今電車が止まって帰れないんだよ…」 「だったらミキの家に泊まればいいの!」 「え!?そんな悪いよ、親とかにも迷惑かけるだろうし」 「ミキのパパもママも今晩はいないし、第一真くん帰れないんでしょ?」 「たしかに…なら、お願いしてもいいかな?」 「もちろんなの~!」 星井家 「さあ、入って!」 嬉しそうに美希が家のドアを開ける。 「お邪魔します…」 真は少し緊張しながらも、家に入った。 「真くん、服がびしょびしょなの~!」 美希に言われ真は気づいた。 「あ、ホントだ…」 すると美希は真の服の裾を掴み、こう言った。 「真くんの服はミキが脱がしてあげるの!」 真は驚き、掴まれた美希の手を離そうとした。 「いいよ!自分で脱ぐから!」 「そんな事言わずに!」 「いいって!…うわぁ!」ドーンと美希が真に抱き着く形で二人は倒れこんだ。 「ミ、美希、大丈夫?」 「大丈夫だよ…」 と言いながら、美希は真の服のボタンをゆっくりと外していく。 「あ、はぁ…美希…風邪ひいちゃうよ…」 「平気だもん。真くんはミキが体の芯から温めてあげる♪」 次第に真の顔に美希の顔が近いていき、真の顔に吐息がかかる。 「いいでしょ?もう真くんは美希のだよ♪」
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