あめだま

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とりあえず僕は由希人がキャッチしてないか少し期待して街を歩き出した。 商店街の中に入ると視界に入ってきたのは レンだった。 お客さんと手を繋いで楽しそうに笑ってる。 (あんな表情…するんや…僕にはあんな表情したことないくせに…きもちわる…) いつだってレンは素の自分でいてくれた。 騒いで お酒飲みまくってゲームして… 泣きたいときも 楽しいときもいつも傍にいたくせに。 (僕…女の子女の子してないからな…そら恋愛対象なんかにならんわな…) むなしかった。 そこは 僕が本当は居た場所なのに… 泣きそうだ。 ぼーっとしながら歩いた。 由希人から着信はなかった。 由希人に会いに行く勇気もなく その日は帰ることにした
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