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翌日。
今日からバスケ部の朝練に参加してもいいらしく、あたしと寛人は早速参加することにした。
7時から始まる朝練に行こうと思ったら、5時30分には家を出ないといけない。
…意外と櫻ノ宮って遠かったんだと改めて知った。
お姉ちゃんが朝早くに家を出てるのは分かってたし、実際に昨日も行ったけど…
5時に起きないと、私は5時30分に家を出ることが出来ない。
つい2週間前までは、歩いて5分もかからない公立中学に通っていたから、6時30分に起きていた。
突然1時間30分も起きる時間が変わるって、結構キツい。
しかも昨日の寛人の様子が気になってなかなか寝れなかったし…
とにかく、寝不足で眠くて仕方なかった。
毎朝京にぃとお姉ちゃんが乗る電車には、何とか乗ることができた。
時間が早いからか、車内には人が全然乗っていない。
あと1時間近く電車に乗るから、4人で座ることにした。
あたしは眠くて、早く座って寝たかったから、1番近くに空いていた席の端に座った。
「ねむい…」
「緊張して眠れなかった?」
あたしの左隣に、京にぃが優しく話しかけてくれながらスッと座った。
「うん、ちょっと緊張してる。けど…楽しみだよ」
「しぃちゃんは本当にバスケ好きだよね。昨日、寛人は緊張して眠れなかったみたいだよ」
「寛人も相当なバスケ馬鹿だからね」
寛人には聞こえないようにヒソヒソと話す。
地獄耳だからなー、寛人…
自分の悪口にはよく反応するんだよね…
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