5人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
桜が満開になり、サラサラと春風が吹く、今日4月1日。
あたし、陽乃椎奈(ヒノシイナ)16歳は、憧れの私立櫻ノ宮学院に入学する。
少し高めな偏差値の高校だけど、櫻ノ宮はスポーツで結構有名な学校で、毎年どのスポーツでも好成績を残している。
小・中とバスケをしてきたあたしは、どうしても櫻ノ宮でバスケをしたかった。
だからわざわざ高い偏差値を乗り越えてきた、という理由もあるけど、一番の理由じゃない。
一番の理由は…
大好きなお姉ちゃんと幼なじみたちがいるから――
最初のコメントを投稿しよう!