第1章

2/17
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
桜が満開になり、サラサラと春風が吹く、今日4月1日。 あたし、陽乃椎奈(ヒノシイナ)16歳は、憧れの私立櫻ノ宮学院に入学する。 少し高めな偏差値の高校だけど、櫻ノ宮はスポーツで結構有名な学校で、毎年どのスポーツでも好成績を残している。 小・中とバスケをしてきたあたしは、どうしても櫻ノ宮でバスケをしたかった。 だからわざわざ高い偏差値を乗り越えてきた、という理由もあるけど、一番の理由じゃない。 一番の理由は… 大好きなお姉ちゃんと幼なじみたちがいるから――
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!