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梓「………雅、顔真っ赤。(笑)」
お互いの唇が離れると梓はプッ、っと笑ってそう言った。
雅「お前がいきなりあんなことするからだろ!…それに俺の口にこんなの入れやがって///」
梓「ははっ…それもそうだね。…でも、美味しいだろ?」
雅「まぁ、ね。けど…口移しでくれなくてもいいだろ!?///」
そう、口を開いてしまった時に俺の口に入ってきたのは甘いもの。…それは飴。
梓「いいじゃん。調度キスしたときに食ってたんだから。」
時「なにを口移しで貰ったの?」
雅「飴…///」
時雨の問いに答えて塔谷から時雨を見るとニッコリと笑っているが目は笑っていない気がする…。
時「へぇー、そう」
雅「あ、あの…時雨…さん?(汗)」
時「なに?(怒)」
雅「なんか…怒ってません?(汗)」
祐「あはは。そりゃそうだ、時雨は雅が好きだもん(笑)」
…………はい?
時「いや…そうじゃなくて。…そうなのかも知れないけど…でもそれだけじゃなくてさ!
梓、お前…なんで雅にいきなりキスした?」
梓「…なんでって、したかったから?」
なんだか…怖いんですけど…。
時「…雅の気持ちは?無視していいの?」
時雨……俺の事、考えてくれてたんだ…。
梓「それは…」
時「雅…お前は梓の事、どう思ってるの?」
俺は時雨にそう聞かれると、塔谷を見た。
雅「…カッコいいとは思うけど…俺は男だし、そっちの趣味はないよ…」
時「そう」
言ったことは嘘じゃないよ。…けど、なんでか解らないけど、言って後悔している自分もいる。
だって…塔谷が…梓が…悲しそうな顔をした気がしたから…。
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