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公子は正雄の顔を見ようと顔を向ける。
すると正雄のすぐ横に設置されているホテル看板の陰から、こちらを見ている顔が視界に飛び込んでくる。
『ハァッ…ハァッ…』
『キャーッ!変態ーッ!』
汗だくで激しい息遣いの男に驚いた公子は反対方向に駆け出して行く。
『あっ!ちょっと待って公子!ちょっ、待てよ!俺そんなに変態な事したか!?』
夢中で公子の後を追う正雄。やがて2人はネオンの奥へ消えた。
『はぁ…はぁ…い、いったい最近のカップルはどんな趣味してんだか』
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