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時折通りすがるカップルに異質の眼差しを突き付けられる守。
彼自身も夢中で駆け出し行き着いた先が、偶然この場所だったとは言え、いつまでも留まる事が妥当ではない事は解りきっていた。
だがしかし体力の回復にはもう少しだけ時間がかかりそうだ。もう少しこのままの姿勢で休息に努めよう。
そうこうするうちに新たなカップルが、ホテルの玄関から通りへと出て来る。
『また変態カップルのご退室か?』
横目でちらりと投げる目線に、そのカップルの女性は気付いたようだ。
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