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「暢気に話とる場合じゃありませんぞ!」
佐助達と普通に話している織田の若様に痺れを切らした前田の犬千代が声を荒げる。
「…佐助」
「はいよ」
夢夕が佐助に一声かけると二人はクナイを持って織田の若様達から間合いをとる。
「…いくら忍びといえどたかが五つの幼子が、我らに叶うとも?」
前田の犬千代が織田の若様を守るように前に出る。
「まさか。そんなこと思ってる訳ないじゃないですか、」
「なるほど、時間稼ぎか。」
佐助が肩をすくめながら言うと、織田の若様がニヒルな笑みを浮べる。
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