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数秒の沈黙の後、いきなり佐助が前田の犬千代に襲いかかる。
ーガキーン
刀とクナイがぶつかり合い火花がちる。そして、それと同時に夢夕が織田の若様に向かい走るが、前田の犬千代が佐助を跳ね返すと、夢夕の行く手を阻む。
「ほう、なかなか」
「お褒めに預かり光栄至極っと」
前田の犬千代が言った賛辞を佐助が軽く流す。
「前田様、強い」
今度は今まで黙っていた夢夕が前田の犬千代を褒める。
「あ、夢夕。どうやら皆逃げ切ったみたいだよ。」
佐助が空高く飛ぶ白い鳥を見て言う。どうやら特殊な会話方法らしい。
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