1.俺の貯金箱は

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剣「金銭面はなんとかなったし、あとは…」 皐月「名前だよね!兄ちゃん!」 偶然にも同じ考えに至ったようだ。 にしても、嫌に張り切ってるな… こいつの事だから既に名前を思いついたに違いない。 剣「何か思いついたのか?期待はしてないが一応言ってみろ」 皐月「むっ。さすがのあたしもこんな可愛い子に変な名前は付けないよ」 剣「昔、自分のぬいぐるみにノイローゼとか名前付けてたよな」 皐月「あ、あの時は…ノイローゼの意味が良く分からなかったし…」 剣「あと、阿修羅とか」 皐月「!?ちょっ!何で覚えてるの!?」 剣「この前、部屋掃除したときに昔の日記出てきた」 皐月「コ ロ ス」 正に、阿修羅の形相だった。 剣「な、名前!貯金箱の名前!思い付いたんだろ!?い、言ってみろよ!」 我ながら、あからさますぎる話題逸らし… 皐月「え~とねぇ…」 こうかは ばつぐんだ
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