1.俺の貯金箱は

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剣「う~ん…先に聞いておこう。貯金箱、お前は珠子って名前、どう思う?」 ?「わ、私ですか…?えっと、とても素敵な名前だと思います。差し支えがなければ、その名前がいいです」 差し支えなければって…他人行儀すぎるだろう… 剣「俺もいいと思うぞ。皐月、感心したぜ。お前がそこまで考えてるとはな」 葉月「葉月も『たまこ』がいい~」 剣「親父は?」 父「俺もいいと思っている。母さんも喜ぶだろう」 満場一致だった。 ま、案を考える前に皐月が超スピードで考えたから『まともならそれでいっか』位の気持ちだった。 珠子「では、私はこれから『珠子』と名乗らせていただきます。皆様、宜しくお願い致します。」 何よりも、こいつが嬉しそうだから、他の案を出せなかった。 『珠子』という案が出てからのこいつは、ずっと嬉しそうに笑っていたんだ。
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