1.俺の貯金箱は

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剣「ただいま~」 ただ、俺の家には今、奇妙な客がいる。 「「お兄ちゃ~ん!お帰りなさ~い!」」 俺が玄関を開けるやいなや飛びついてくる可愛い妹とウザい妹。 6歳の葉月と中学一年生の皐月。 剣「ただいま葉月~。皐月、お前は要らん。」ゲシ 俺は葉月を抱き上げると同時に、皐月に鳩尾に蹴りを喰らわせた。 皐月「~~~~ッ!お、お兄ちゃんってば…ツンデレなんだから…」バタッ 今日も美味い飯が食えそうだ。 そして妹達より一歩引いたところにその珍客がいた。 ?「お、おふぁえひははい」 自称貯金箱の……名前はまだ決めていない。 見てくれはいいものの、出迎えしてくれているのに十円硬貨をかじっている様は、何かとシュールだった。 お前はカ〇ゴンか…
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