《序章》俺の日常を返して下さい

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   藤沢京矢の場合は、一年前。  高校に入学した年、『擬』に襲われた。  しかし「何故か」助かった(そう、「何故か」、だ。助かった理由など、本人にも解らないのに!)京矢を待っていたのは、 『擬』を駆除することを目的とした組織への、所属決定連絡だった。  それを聞いた時、京矢は思わず叫んだのだ。 『俺の日常を返してくれ!!』  ―――と。          
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