11月のお題。

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「へぇ、凄いわね~」 素直に真弓ちゃんは感心する。 「お化け~。 お化け~」 太は太郎を指差しからかう。 「悔しかったら伸びてみろ」 負けじと言い返す太郎。 「……二人共変わらないね」 変わらない二人を見て真弓ちゃんは優しく笑った。 「俺達『親友』だからな」 にんまり笑い太郎は言う。 「おうよ」 太郎の言葉に太は深く頷く。 「あたし達もそうよ」 あたしの頭をぐりぐりとしながら真弓ちゃんは言う。 「勿論!」 あたしは満面の笑みで答える。 「ゴホン」 上司らしき人物が咳ばらいをしながら、太郎と太の後ろを通過した。 「やべっ」 太は通過した上司を横目で見た。 「バイト終わったら四人で飯食いにいこうぜ!」 いそいそと太郎は言う。 「いいな、賛成」 太郎の意見に太は頷く。 「あたしもおっけぇよ」 あたしもノリノリで返事する。 「楽しそうね」 その様子を見ていた真弓ちゃんも頷いた。 「決まりだな! 夕方5時にこの店の前に集合な!」 そう言って太郎と太は仕事に戻って行った。
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