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「へぇ、凄いわね~」
素直に真弓ちゃんは感心する。
「お化け~。
お化け~」
太は太郎を指差しからかう。
「悔しかったら伸びてみろ」
負けじと言い返す太郎。
「……二人共変わらないね」
変わらない二人を見て真弓ちゃんは優しく笑った。
「俺達『親友』だからな」
にんまり笑い太郎は言う。
「おうよ」
太郎の言葉に太は深く頷く。
「あたし達もそうよ」
あたしの頭をぐりぐりとしながら真弓ちゃんは言う。
「勿論!」
あたしは満面の笑みで答える。
「ゴホン」
上司らしき人物が咳ばらいをしながら、太郎と太の後ろを通過した。
「やべっ」
太は通過した上司を横目で見た。
「バイト終わったら四人で飯食いにいこうぜ!」
いそいそと太郎は言う。
「いいな、賛成」
太郎の意見に太は頷く。
「あたしもおっけぇよ」
あたしもノリノリで返事する。
「楽しそうね」
その様子を見ていた真弓ちゃんも頷いた。
「決まりだな!
夕方5時にこの店の前に集合な!」
そう言って太郎と太は仕事に戻って行った。
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