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トントン
トントン
規則正しくアタシの体に何かが当たる。
何かしら
眠たいのに
もう少し寝させてよ
完全に眠りの世界へ入ろうとする脳内で文句だけは言う。
すると微かに何かが聞こえた。
音‥‥いやアタシの心を調和する声が聞こえた。
「―――か?―大―夫―。ま―。」
え?
何て言ったの?
聞こえない。
もう一度
しっかり聞くつもりだったのに、アタシはそのまま記憶がなくなってしまった。
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