アタシその2

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「自分が弱いと認めるのも強くなる道の一歩よ。」 沖田さんはフイッと目線を反らした。 「たぁ―――――っっ!」 スパンッと自称美脚のアタシの足で竹刀を蹴り上げ 沖田さんも手ぶらになった。 「いった―――――――い!!」 靴を履いていなかったから予想以上に足がジンジン痛みだす。 絶対痣になってるわ。 「な、オナゴのくせに足をだすなんて!」 「そのオナゴに隙みせてんじゃないわよ!」 アタシはファイティングポーズをとり構えた。 見せてやるわ! アタシの日頃のプロレス技の成果を!! 「ちょっとまだやる気ですか!?」 「当たり前じゃない!降参してないでしょ?」 沖田さんは、なんてやつだと言わんばかりの目でアタシを見る。 見てなさい!やってやるんだか‥‥‥‥‥‥‥!? グラッと周りが揺れた‥‥‥ いやアタシだけが揺れている。
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