アタシその2

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「そうだったら良かったんだけど、違うのよね。」 アタシは目の前の起こった出来事を話てみた。 夢だったんじゃないか。 何度も思ったけど やっぱり現実らしい。 「新撰組っちゃぁあの時代劇にでてくる集団だろ?まゆは副長の妹だったとはなぁー。 副長っちゃぁ鬼とかスパルタだとかそんなんじゃなかったか?」 「そうなのよね。全く似てない兄妹だわ。 アタシと副長の方が似てるかもね。」 っぽいなぁー!と笑うアタシと誠人。 だけど武人は深刻な表情をしていた。 「現代に伝えられている話が全て正しいとは限らないから 舞華ねぇもしかしたら死んでたかもしんないよぉ。」 ピキンと凍りだす アタシの周りの空気。 武人によると 新撰組には《女》がいたとは伝えられていない。 ましてや副長の妹なんて。 そもそも妹がいたかもわからないらしい。
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