アタシその2

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気疲れのせいか アタシはいつの間にか寝ていた。 誰かに叩き起こされているのを頭の隅っこの方で考え‥‥‥あ。 パチッと目を見開くと 「おいこら。」 誠人が顔を赤くしアタシを見下ろしていた。 眉間に皺をよせて。 「あぁ、良かった。誠人か。」 「俺はよくねぇ!晩飯だっつうのに降りてこねぇから起こしにきたら顔面殴りやがって。」 あら。 寝呆けて誠人を殴ってしまっていたらしい。 ゴメンゴメン!と謝ると誠人は、フンッと拗ねたように部屋から出ていく。 でも 出ていく一瞬のこと。 誠人の口からホッとしたため息がでていた。 フフン可愛いやつめ。 またアタシとまゆが入れ替わってないか心配だったみたい。 アタシもそう。 一瞬またタイムスリップしたかと思って正直焦った。
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