序章―目覚メ―

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「あ、こんな事してる場合じゃなかった。」 「あひゃひゃ……ん?」 「『ラブラドール』だよ。昨日話してたでしょ?」 ラブラドール? 「あぁ、ラブラブラドールレトリーバーの事か。」 今後、この名前が頭から抜ける事は無いだろう。 名前のインパクトがハンパない。 「そそ。通称ラブラドールね。あれ見に行かないと私の固有スキルが解放されないんだよ。」 「その固有スキルってのは……?」 「んーと……読んで字の如く、固有のスキルだよ!」 藍音がニコニコ笑いながら人差し指を立てた。 解答になっていないが可愛いから許す!! 「成る程。んじゃ、公園行きますか。」 「それはいいんだけどさ、学校とか大丈夫なの?」 よく気が付く少女だな…… しかぁし!! 「今日は土曜日!学校は休みだぜ☆」 俺は親指を立てて心配無い事を告げた。 「おぅ、ナイス土曜日!それじゃ行こっか!」
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